こんにちは、資産づくりの隣人です。
今日は「つみたてNISA」と「特定口座」の違いと使い分け方について、初心者の方向けに分かりやすく解説します。
1. 新NISA制度のアップデート(2024年から)
まず2024年から大きく変わったNISA制度について簡単に触れます。新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の二つに分かれ、非課税投資枠も拡大されました。
- つみたて投資枠は主に低コストインデックスファンドなど長期積み立てに最適な商品に使います。
- 成長投資枠は個別株やETFなどより幅広い商品に投資可能で、こちらも非課税枠が設けられています。
初心者の方はまず「つみたて投資枠」を活用してコツコツ積み立てるのが安心です。
2. つみたてNISAと特定口座の違い
比較項目 | 新NISA口座(2024年〜) | 特定口座 |
---|---|---|
税制優遇 | 売却益・配当すべて非課税 | 約20%課税(利益時) |
商品制限 |
【つみたて投資枠】国の基準を満たした投信のみ 【成長投資枠】個別株・ETFなど可 |
ほぼ何でも買える(株、ETF、投信など) |
非課税期間 | 無期限 | なし |
損益通算 | できない | できる(損失の繰越控除も可) |
3. 私の使い分けスタイル
僕の場合、投資歴は2018年からで、NISA(旧つみたてNISA)の枠が少なかった時は特定口座でETFや個別株も買っていました。現在は、NISAの枠が広がったのでほぼ毎月インデックスファンドを積み立てています。
特定口座では個別株・ETF・インデックスファンド全て買っていますが、どちらも長期保有が基本。下がる時もありますが、インデックスファンドの魅力は市場全体に分散されているため、心が折れにくい点です。

4. 特定口座のメリットと「損益通算」の意味とは?
NISAは「利益が出たときに税金がかからない」という大きなメリットがあります。ですが、**「損をしたときの救済がない」**という弱点もあるんです。
そこで登場するのが「損益通算」という考え方。
● 損益通算ってなに?
たとえばこんなケースを想像してみてください:
- A銘柄で+10万円の利益
- B銘柄で−5万円の損失
このとき、特定口座であれば「+10万円 − 5万円 = 実質利益5万円」として税金が計算されます。つまり、儲けと損を合算できるのです。これが「損益通算」。
さらに損が大きくて通算しきれない場合は、翌年以降に繰り越すことも可能(最大3年間)。
● NISA口座では損益通算できない
一方、NISA口座で損失が出ても、それを他の利益と合算することはできません。 たとえば:
- NISAで−10万円
- 特定口座で+10万円
この場合、特定口座の+10万円に対しては、ちゃんと約20%の税金がかかります(=2万円)。NISAでのマイナスは「なかったこと」として扱われるんですね。
● じゃあどっちがいいの?
「じゃあ損益通算ができる特定口座の方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、そもそも利益が出たときに税金ゼロのNISAは圧倒的に有利です。
ただ、短期売買をよくする人や、損失が出そうなタイミングでの売却を想定する場合は、損益通算ができる特定口座の使いどころも出てきます。

● 僕の考え方
僕の場合は「基本はNISA、枠を使い切ったりタイミングを見てETFを買いたいときは特定口座も活用」というバランス型です。
口座によってメリット・デメリットがあるので、**使い分けというより“目的に応じて使い分かれていく”**感覚でいます。
5. 初心者におすすめの投資戦略
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- アメリカ一本に賭けず、リスク分散ができる
そして何より、早く始めることが最大の成功ポイントです。投資は始めてみないと何もわからないし、時間が味方になります。証券口座は他でも大丈夫です。楽天証券もとても人気。
6. 大事なのは心構え
株価が下がっても動じず積み立てを続けること。僕は『敗者のゲーム』や『お金は寝かせて増やしなさい』などインデックス投資を推す本を読むこともおすすめしています。でもまだ始めてない方は読むよりまず始めて、知識はあとからつけていけばいいと思います。
まとめ
- 新NISAは非課税枠が大きく、保有期間も無期限
- 特定口座との違いは税金と損益通算の有無
- 基本はNISA枠を最大限使うのが王道
- 迷ったら「オルカン × SBI証券」でシンプルにスタート
- 早く始めて、長く続けることが成功のカギ
投資初心者のみなさん、まずは今日から一歩踏み出しましょう!
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