「55歳で1億円貯めて仕事をやめる」という目標を掲げて、資産運用に取り組んでいます。…と言うと、ものすごく気合いが入ってそうに聞こえるかもしれませんが、実はモチベーションを保つ努力すらしていません。そもそも、頑張るという意識自体がないのです。
それでも毎月コツコツ積立を続けて、今では資産が2,000万円を超えました。この記事では、僕が**「やる気を出さずに資産形成を続けている理由」**と、自然体でモチベーションを保ち続けるための考え方を5つ紹介します。
① モチベーションは持たない。だからブレない
長期投資において「やる気」って、実は邪魔になることも多いです。やる気があると、上がった下がったで一喜一憂してしまうし、変に動きたくなってしまう。
僕はそういう意味で「やる気を出さない」ことを意識しています。日々見るのは、評価額ではなく現金残高。まだ現金がある → じゃあ積立額を増やそうかな、というシンプルな判断だけです。
② 周りの“爆益”に惑わされないために、あえて少しだけ乗っかる
SNSではレバナスや個別株で爆益報告してる人がいますよね。見ちゃうと、正直「あ~……いいな」って思うこともありました。
そんな時は、あえて少しだけ乗っかってみる。僕はポートフォリオの5%以内と決めていて、実はTQQQもほんのちょっとだけ持ってます。

※TQQQはアメリカのナスダック100指数の3倍の値動きを目指すレバレッジ型ETFです。上がれば爆益、下がれば大損。まさにハイリスク・ハイリターンの代表選手。
そうすると、「やってる感」が出るし、納得したらすぐやめられる。結局、ほとんど放置になっちゃうんですけどね(笑)
③ 家族との“ズレ”がないのが一番の安心材料
妻には資産形成の細かいことは話していませんが、「55歳で仕事を辞めたい」という目標は伝えています。すると「任せるよ」と言ってくれて、非常にありがたいです。
妻は倹約家で、お金に関しては本当に頼りになります。でも、旅行では惜しまず使うという価値観も僕と同じで、バランスがとてもいい。家族との「お金観」のズレが少ないというのは、長期戦において非常に大きな支えになります。
④ “走らないマラソン”がちょうどいい
僕が思うに、資産運用ってマラソンみたいなものです。でも最初から全力で走る必要はありません。
走れそうなら走る。しんどければ歩く。景色を楽しみながら進めばいい。気づけばゴールに近づいている——それが理想だと思っています。
⑤ 目標は「見える」くらいがちょうどいい
「55歳で1億円」という目標は、資産が2,000万円を超えた頃に思いつきました。「あれ?意外といけるんじゃない?」という実感があったからです。
なぜ55歳かというと、子どもが大学を終えるタイミングで、まだ元気なうちに旅行にも行きたいから。若すぎても1億じゃ不安。でも55歳なら、夢と現実のちょうどいい間かなと思っています。

◆ 昔の自分に伝えたいこと
2018年に資産運用を始めた頃の僕に言いたいのは、「すぐにインデックスファンドを買え!」ですね。個別株や短期売買で失敗した経験があるからこそ、今は長期・分散・低コストの王道戦略に落ち着きました。
◆ 最後に:頑張りすぎない勇気を
資産形成は、頑張らないと続きません。…というより、「頑張らないからこそ、続けられる」のかもしれません。
趣味や家族との時間、日常を楽しんでいるうちに、気づけば資産が増えている。そんなペースで、これからも1億円を目指していきます。
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