都心寄りのマンションに住んで数年。最近、ふと不動産の相場をチェックしてみると「今売れば、もしかしてかなり得なのでは…?」と頭をよぎった。
実際、現在の不動産市況は好調だ。自分の住んでいるマンションも、購入時より大きく値上がりしており、今ならそれなりの売却益が出る見込みがある。ローン残債を差し引いても、まとまった現金が手に入りそうだ。
そのお金をインデックスファンドに回せば、年5%前後の利回りで運用できると仮定すると…? 一気に選択肢が広がるように感じる。
賃貸に住み替えたら? 戸建てに買い替えたら? 頭の中では様々なシミュレーションが交錯する。
お金のシミュレーションは面白い
試しにざっくりと試算してみた。
・売却で得たキャッシュ(例:2,250万円)を運用すれば、年100万円以上のリターンが見込める。
・住宅ローンを完済すれば、毎月の固定費もグッと下がる。
・一方で、賃貸は家賃が上がり続けるリスクがあるし、 持ち家に比べて「何も残らない」ことへの引っかかりも。
・金銭的なメリットは、戸建てを買いなおして、住宅ローンを借りなおすのが一番得かも
数字だけ見れば、「今売って、資産を運用した方が得」という結果になる可能性はある。
でも、心がついてこない
不思議なもので、どれだけシミュレーションをしても、 なかなか「売ろう!」という決断には至らなかった。
その理由はシンプルで、 「今の家が、心地いいから」。
子どもたちの学校、日々の買い物、近所の公園、顔なじみのママ友・パパ友、 すべてが“自分たちの暮らしのリズム”に組み込まれている。
それをお金に換えるって、どうなんだろう?
冷静に考えれば、お金はいつでも動かせるけど、 “安心して過ごせる生活環境”は、そう簡単には手に入らない。
結論:今は動かない。
売却して得られるお金の可能性は、もちろん魅力的だった。 でも、それを得るために失うものの大きさが、思っていた以上だった。
だから今は、 「売れるけど売らない」 そんな選択がいちばんしっくりくる。
それはもしかしたら、お金よりも“心の豊かさ”を選んだのかもしれない。
そしてこれが、資産運用を長く続けるうえで、 実はとても大事な“投資マインド”のひとつなのだと思う。
住まいとは、単なる建物以上のもの。 お金で測れない価値が、そこにはたくさん詰まっている。
だからこそ、人生の転機では「心とお金の分岐点」にしっかり向き合う必要がある。
そして、今の自分には“ここに住み続けること”が、 一番いい投資なんじゃないかと思っている。
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最後に一言。投資は自己責任が基本です。このブログは私の思考のアウトプット。皆さんもよく考えて、楽しく賢く資産運用してください!
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