インデックス投資を8年続けて気づいた「やってよかったこと」「やらなくてよかったこと」

投資

■ はじめに:インデックス投資歴、気づけば8年目

インデックス投資を始めたのは2019年の1月。きっかけは、2018年から始めていた個別株投資で味わった“メンタルのアップダウン”だった。特にコロナショック時の相場暴落は、個別株中心のポートフォリオでは心が保たない…そう実感した瞬間だった。

そこから徐々にインデックスファンド中心に切り替え、気づけば投資歴も丸8年。今回は、そんな自分の経験をもとに、「これはやってよかったな」と思えたこと、逆に「あれはやらなくて正解だった」と感じたことを正直に振り返ってみたい。


■ やってよかったこと①:自分ルールを決めていた

投資初心者の頃、月々33,333円ずつの積立をベースに、「下がったら買う」というルールを自分で作って運用していた。

たとえば、

  • 1日で1%下がったら10万円追加投資
  • 2%下がったら20万円追加投資

今思えば、万人におすすめできる方法とは言えないかもしれない。でも、「ルールを決めていたこと」自体が大きなメリットだった。

なぜなら、相場が下がった時でも「買う理由」が明確にあったからだ。
漠然と不安になるだけでなく、「あ、自分のルール的には今日は買いの日だ」と、心がブレずに済んだ。


■ やってよかったこと②:下がっても売らなかった

これ、本当に大事。
相場が大きく下がった時ほど、「もう売った方がいいのかな…?」と頭によぎる。けれど、そこをグッとこらえて一度も売らなかった

売っていたら、おそらく「あの時売らなきゃよかった…」と後悔していたはず。
特にコロナショックの時、インデックスファンドは一時的に大きく下がったが、数年後には驚くほど回復した。

「暴落の中でも売らない」。これだけで、長期投資の勝率はグッと上がると思う。


■ やらなくてよかったこと:焦って相場を読もうとしなかった

「今はまだ下がるかも…」「買うのはもう少し待とうかな…」
最初の頃は、そんな風に相場の“未来”を読もうとして悩んでいた。でも、8年経った今ならはっきり言える。

そんな悩み、だいたい意味ない。

遠い未来から見れば、今日の価格が高かったか安かったかなんて誤差でしかない。
「最悪のタイミングで始めたとしても、20年後にはプラスになっている」と言われるのがインデックス投資の良さだ。

だから、“覚悟”なんていらない。必要なのは「まず始めること」だけ。悩むのはそのあとでいい。


■ 続けて気づいた心境の変化

不思議なもので、資産が増えるにつれて金額の変動幅は大きくなっているのに、気持ちは昔よりも落ち着いている。

「今日は資産が○万円減った…!」と一喜一憂していた頃もあったけれど、今は
「どうせ長期で持つし、焦ってもしょうがない」
と、心から思えるようになった。

この境地にたどり着いた時、「あ、自分、投資が習慣になったんだな」と感じた。


■ まとめ:やってよかったのは“続けたこと”そのもの

8年間、いろんな相場を経験してきた。良い時も悪い時もあったけれど、
「投資をやめなかった」ことが最大の正解だったと思う。

インデックス投資に完璧な方法なんてない。でも、自分なりにルールを作って、心がブレないように工夫して、地味でもコツコツ続ける――その積み重ねが資産にも、そして精神的な安定にもつながる。

これから始める人に伝えたいのは、「悩む前に、まず始めてみよう」。
迷っていた時間がもったいなかったな…と、過去の自分にも言いたい。

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