55歳でFIRE(早期リタイア)する――。
この目標を掲げてから、もう数年が経つ。
今、資産は2,500万円を超え、少しずつ「ゴール」が現実味を帯びてきた。
けれど、FIREはゴールではない。むしろ、その後の人生の“はじまり”だ。
特に悩ましいのが、FIRE後の資産の取り崩し方や税金との付き合い方、そして現金の持ち方。
今回は、そんな“FIRE後の暮らしの設計図”について、自分なりの考えを整理してみた。
FIRE後の生活費は年間600万円を想定
55歳でFIREした後の生活費は、最低400万円あれば生きていけると思っている。
でも本音を言えば、年間600万円くらいの支出ができる暮らしが理想だ。
なぜなら、住宅ローンの残りがあったり、子どもや孫とご飯に行った時には「出してあげたい」と思っているから。
困っている時は、家族をサッと助けられるくらいの資金的な余裕を持っていたい。
だから、「FIREしても資産は減らさずに運用でカバーしたい!」とは思っていない。
むしろ資産は少しずつ取り崩していき、最終的には80歳ごろに5,000万円以下になるように設計している。
FIRE1年目は、思い切って「使う」年にする
そして実は――
FIREした最初の1年目は、妻と国内旅行をたくさんしたいと思っている。
だからこの年だけは、特別に1,000万円くらい使うつもりで計画中だ。
もちろん、かなり大きな支出になるけれど、これまで仕事と子育てに追われてきた時間を取り戻す、いわば“夫婦のご褒美イヤー”にしたい。
資産は減る。でも、「時間の価値」には変えられない。
取り崩し方の悩み:特定口座から?NISAから?
取り崩しの順番は正直、まだ悩んでいる。
基本的には税金がかからないように、NISAをできるだけ温存し、特定口座から崩していきたい。
ただ、これからの税制改正の影響は避けられないと思っている。
正直、NISA制度も「何かしらの改悪」は入ってくる気がするし、今の制度がそのまま続くとは限らない。
だから、結論としては「柔軟に構える」が一番の戦略。
そのときの税制や制度の変更を見ながら、その都度“最適解”を選んでいく。
FIRE後は完全取り崩し型。年金は60歳以降に組み込む
55歳でFIREしたあとは、60歳までは完全な取り崩し型になる予定だ。
それ以降は、年金を最短でもらえるタイミング(おそらく60歳)から受給開始して、資産とのハイブリッド運用に切り替えていく。
繰り下げで年金額を増やすという選択肢もあるけれど、「今使いたい」が勝つと思ってる。
現金比率は低めでも、防衛資金はキープ
今の時点では、資産全体のうち現金は約10%(250万円程度)。
この比率を高める予定は、今のところない。
FIRE前に現金をため込むより、FIREしてから“必要な分だけ”切り崩していくほうが自分のスタイルに合っている。
ただし、「生活防衛資金」は常に確保する。
数か月分の生活費や突発的な支出に備えた現金は、投資とは分けて管理するつもりだ。
FIREは「静かに暮らす」ことじゃない。選択肢を増やすこと
FIREというと、山奥でひっそり暮らす…みたいなイメージを持たれることもある。
でも、自分の理想はちょっと違う。
もっと働き方の選択肢を広げたいし、誰かとご飯に行って「今日は出すよ」と言える自由も欲しい。
“お金で困らない”というより、“お金の使い方で悩まない”人生にしたい。
最後に:資産は「残す」より「使う」前提で設計する
僕のFIREプランは、「資産を守る」よりも「計画的に使い切る」をベースにしている。
80歳ごろには資産は減り、最終的には5,000万円以下になっていてもいいと思っている。
だからこそ、「取り崩し方」「税金のこと」「現金の持ち方」は超重要。
今はまだ途中段階だけど、こうやって文章にすることで、頭の中の整理にもなる。
読んでくれたあなたも、もしFIREを目指しているなら、「その後どうする?」を一度考えてみてほしい。
未来の安心は、今の準備から。
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