普通の会社員がFIREを夢見てもいいじゃないか

「FIRE（Financial Independence, Retire Early）」
──その言葉に初めて出会ったとき、どう思いましたか？

「自分には関係のない世界だ」と感じた方も多いのではないでしょうか。
かく言う僕も、年収700万円、子ども2人を育てながら、毎日普通に会社に通うサラリーマン。
そんな僕が「55歳で1億円を貯めて、会社を辞める」というFIREを目指していると言ったら、驚かれるかもしれません。

でもね。
普通の会社員だって、FIREを夢見たっていいじゃないか。
そう思うんです。

FIREを目指すようになった理由は、正直はっきり覚えていません。
ただひとつ確かなのは、「体力のあるうちに仕事を辞めて、人生を楽しみたい」という気持ちがどこかにあったこと。

一度きりの人生。
家と会社を往復して終わるのは、なんだかもったいないなと感じたんです。

最近では「FIRE＝副業で稼いで早期リタイア」というイメージもありますが、僕はちょっと違います。
副業って、すごく大変だと思っています。時間も労力もかかるし、そう簡単に稼げるものではない。

だから僕は、「副業しなくてもFIREできる計画を立てておこう」と考えています。
もちろん、やりがいを感じる副業があればチャレンジしたいとは思っていますよ。
今、こうしてブログを書いているのもその一環。まだお金にはなっていませんが、自分の考えを整理できて、けっこう気に入ってます。

FIREできたら、何をしたいか？

答えはシンプルです。「旅をしたい」
できれば今のマンションを売って、賃貸で全国を転々としながら暮らすのが理想です。

1億円でそれができるかは…微妙かもしれません（笑）
でも、夢くらい自由に描いていいと思っています。

ここまでの資産形成で「苦労したことは？」と聞かれると、あまり思い当たりません。
僕のモットーは「無理をしないこと」。

とはいえ、去年の転職は正直しんどかったです。
新しい環境に飛び込むのは勇気がいりますし、慣れるまではストレスもそれなりにありました。
それでも一歩踏み出したことで、視野も広がった気がします。

FIREというと「会社を辞める＝アンチ会社員」みたいに思われがちですが、僕はむしろ**「会社員だからこそ、資産形成がしやすい」と感じています。**

なぜなら、毎月決まった金額が必ず入ってくる。
この安定性こそが、積み立て投資には最適なんです。
一発逆転を狙う必要もない。淡々と、コツコツと積み上げるだけでいい。

FIREの話をしているのは、今のところ妻だけです。
でも、「好きにしていいよ」と言ってくれていて、FIREしたら一緒に旅行しようとも話しています。

この理解と応援があるからこそ、夢に向かって進めているのかもしれません。
感謝しかありません。

FIREって、突拍子もない夢に聞こえるかもしれません。
でも、夢を見るのに資格なんていらない。
年収や家族構成に関係なく、誰にだって目指していいはずなんです。

僕はまだ道半ば。
でも、夢に向かって進む毎日は、以前よりちょっとだけ楽しい。
だから今日もこうしてブログを書き、積み立てを続けています。

普通の会社員がFIREを夢見てもいい。
その背中を、これからもリアルに見せていきます。