銀行口座に眠る1000万円、本当に安心?

投資

「銀行口座に1000万円あるから安心です」
そう言う人は少なくありません。実際、1000万円の貯金があれば当面の生活には困らないでしょう。

でも…本当にそれで安心できるのでしょうか?


貯金1000万円=安心、ではない理由

1000万円を現金で持っていると、一見すると盤石に見えます。しかし、実は見えないリスクがあります。

まず、インフレによる目減りです。
ここ数年でも、物価はじわじわと上がっています。例えば、数年前は100円で買えたペットボトル飲料が120円、130円に。つまり、同じ1000万円でも「買える量」は確実に減っていっているわけです。

そして、貯金は日本円に一点投資しているのと同じという事実。
円安が進めば海外からの輸入品は高くなり、生活コストは上昇します。つまり「日本円だけに賭けている」状態は、投資として見ればむしろかなりリスキーなんです。

次に、預金金利の低さです。
メガバンクの普通預金金利は0.001%。1000万円を1年間預けても、利息はわずか100円。コンビニでコーヒーを買えば一瞬で消えてしまいます。

つまり、貯金1000万円は「守っているつもりで、実は少しずつ削られている」状態なんです。


投資が怖いのはなぜ?

それでも「投資は怖い」と感じる人は多いです。
その理由はだいたい3つに分けられます。

  1. 損するのが怖い
    → 預金なら減らないのに、投資は増えたり減ったりする。赤字が目に見えるのは精神的にきついですよね。
  2. 知識がないから不安
    → 株や投資信託は仕組みが複雑そうに見える。「勉強してから」と思っているうちに時間だけが過ぎてしまう。
  3. ギャンブルっぽいイメージ
    → ドラマやニュースで「株で破産」みたいな話を聞いて、投資=危険という刷り込みがある。

この気持ちはよく分かります。僕自身も最初はそうでしたから。


どう始めれば安心できる?

では、怖さを乗り越えて投資を始めるにはどうすればいいのか。答えは「小さく始める」です。

  • 少額投資からスタート
    例えば、1000万円のうち100万円を投資に回し、残り900万円は現金のまま。こうすれば「減ったらどうしよう」という不安はかなり小さくなります。
  • インデックスファンドを選ぶ
    世界全体や米国市場に分散投資できるインデックスファンドは、初心者でも安心して長期で持てる選択肢。少なくともギャンブルとはまったく違います。
  • 積立で習慣化
    月1万円や月3万円でもOK。自動積立にしてしまえば、買うタイミングで悩む必要もありません。

こうやって一歩を踏み出せば、投資の「怖い」は次第に「慣れ」に変わっていきます。


貯金と投資は両輪

大事なのは、「貯金か投資か」ではなく「貯金も投資も」だということ。

貯金は安心の基盤。病気や失業など、もしものときに必要です。
一方で投資は未来の資産を守り、育てるための手段。

1000万円をすべて投資に回す必要はありません。でも、1000万円をすべて現金で置いておくのもリスクです。


まとめ

  • 貯金1000万円は心強いが、インフレや金利ゼロで安心とは言えない
  • 投資が怖いのは「損・知識不足・ギャンブルのイメージ」が原因
  • 少額から、インデックスファンドで、積立を始めれば怖さは薄れる
  • 貯金と投資を両輪にしてこそ、本当の安心につながる

銀行口座に眠る1000万円は、ただの「紙切れの束」かもしれません。
それを「働くお金」に変えることで、未来の安心はずっと大きくなります。


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最後に一言。投資は自己責任が基本です。このブログは私の思考のアウトプット。皆さんもよく考えて、楽しく賢く資産運用してください!

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