「投資って、他人と比べずにいられますか?」
正直、僕は無理でした。
Twitter(今はX)で「資産3000万達成!」とか、「年初来+35%!」なんてポストを見かけると、自分が取り残されているような気持ちになる。
同僚がテンバガーを引き当てた話を聞いた日なんて、つい「自分のインデックス投資って正しいのかな…?」と、夜に口座を開いてしまうこともあります。
でも最近は、「他人と比べるの、やめよう」と意識するようになりました。
そのヒントをくれたのが、アドラー心理学です。
「すべての悩みは、対人関係の悩みである」
これは、アドラー心理学を紹介した『嫌われる勇気』の中でも、特に印象的な一節です。
パッと聞くと、「いやいや、資産形成の悩みは違うでしょ」と思いがちですが…
冷静に考えると、資産形成の悩みの多くも「他人との比較」から生まれていると感じます。
- 友人より投資リターンが低い
- 周囲のFIRE報告に焦る
- SNSで資産額を見て落ち込む
これ、ぜんぶ「対他人」の悩みなんですよね。
「課題の分離」で投資のストレスは減る
アドラー心理学の中でも、特に僕が資産形成に活かしているのが「課題の分離」という考え方です。
たとえば、Aさんがリスクを取って高リターンを狙っているのは、「Aさんの課題」。
一方で、自分がコツコツとインデックス投資を続けるのは、「自分の課題」。
自分の課題に集中し、他人の課題には踏み込まない。
このスタンスで投資と向き合うと、不思議と心が静かになります。
僕自身も「この人はこの人、自分は自分」と思えるようになってから、相場の上げ下げに一喜一憂することが減りました。
比べるなら「過去の自分」
アドラーは「他者との競争ではなく、自己との戦いこそが大切」とも言っています。
たしかに、資産形成って長距離マラソンです。
50メートルだけ速く走っても意味がない。
比べるべきは、「去年の自分」「10年前の自分」。
- 資産の増加ペースが鈍くても、継続できていればOK
- 相場が悪くても、狼狽売りしなければ進歩
- 無駄遣いが減ったなら、それだけで成功
“他人と比べない”ことは、「自分を正しく評価する」ことにもつながるんですよね。
投資は“承認欲求”から自由になるチャンスかもしれない
『嫌われる勇気』では、他人の期待に応えようとする「承認欲求」から自由になることが、本当の幸せだと説かれています。
でも、投資の世界って“承認されたい欲”がめちゃくちゃ出やすいんですよ。
- 「儲かってる自分」を見てほしい
- 「成功してる自分」を証明したい
この欲が強くなると、投資判断がブレやすくなります。
でも僕は、「誰かに認められるためにやってるんじゃない」と、アドラーの言葉で自分にブレーキをかけるようにしています。
まとめ:アドラー心理学は、投資にも効く
もちろん、これはあくまでも筆者個人の見解ですし、投資に正解はありません。
でも、
- 他人と比べない
- 承認欲求から自由になる
- 自分の課題に集中する
この3つの考え方が、僕にとってはとても大きな支えになっています。
投資って、お金の話だけじゃなくて、生き方そのものに直結してる。
そう感じるようになってから、資産額に一喜一憂せず、自分のペースで歩めるようになってきました。
『嫌われる勇気』は、人間関係の本ではありますが、資産形成にもヒントがいっぱいです。
もしまだ読んだことがなければ、投資の気分転換に一度読んでみるのをおすすめします。
※本記事は、筆者個人の経験と主観に基づいたものであり、投資の成果や心理効果を保証するものではありません。投資は自己責任で行いましょう。
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