1億円でFIREは無謀?暴落が来ても生き残れるシナリオを考えてみた

FIRE

X(旧Twitter)を見ていると、たまに「1億円でFIREは無謀だ!」という投稿が流れてきます。たしかに、ただ「1億円あるからやめます!」と勢いで仕事を辞めたら危険です。特に投資家なら誰しも頭をよぎるのが、暴落リスクインフレリスク

「5%で運用すれば年500万円、生活費は余裕!」と考えていても、相場は思うように動いてくれません。FIRE直後に50%の暴落が来たらどうなるのか?物価が上がり続けたら大丈夫なのか?——こうした疑問はもっともです。

そこで、僕なりに考えているシナリオを紹介します。


1億円の配分

僕のプランは、1億円をこのように分けるものです。

  • 現金:2000万円
  • 投資資産:8000万円(長期的に5%リターンを期待)

生活費は**月40万円(年480万円)**を目安とします。


取り崩しルール

取り崩し方法はシンプルです。

  • 毎年、投資から「5%のリターン」もしくは「480万円」の少ない方を引き出す。
  • 足りない分は現金2000万円から補填する。

このルールにすることで、相場が好調なら投資だけで生活費をまかなえるし、暴落が来ても現金バッファでしのげます。


50%暴落が来た場合

シナリオを想像してみましょう。

  • 投資8000万が → 4000万に半減
  • 5%リターンは → 200万円
  • 必要な生活費は → 480万円

不足額は 280万円。この分を現金2000万から補填します。

つまり、現金を切り崩しながら資産を守る仕組みです。もし相場が回復すれば、再び投資からのリターンで生活費をまかなえるようになります。

現金2000万円というバッファがあれば、10年以上「足りない分補填」が可能。これでシーケンスリスク(FIRE直後の暴落リスク)に耐えやすくなります。


弱点もある

もちろん穴はあります。

  • インフレリスク
     月40万で十分と思っていても、物価が倍になれば「月40万=今の20万の価値」。インフレが長引けば再計算が必要です。
  • 医療・介護リスク
     突発的な医療費は想定しておかないと「予定外の出費」で資産計画が崩れるかもしれません。
  • 年金制度の不確実性
     65歳からの年金は心強いですが、制度変更の可能性はゼロではありません。

それでも現実的だと思う理由

とはいえ、僕は「1億円FIRE=無謀」だとは思いません。

  1. バッファ(現金2000万)がある
  2. 取り崩しルールを固定している
  3. 60〜65歳から年金が入る

この3つがあれば、長期的に生き残れる可能性は十分高い。

要するに、「1億円FIREは無謀!」と一言で切り捨てるのは乱暴で、設計次第で無謀にもなるし、堅実にもなるということです。


まとめ

僕の考えはこうです。

  • 1億円のうち2000万を現金、8000万を投資に回す
  • 毎年の生活費40万×12カ月=480万円
  • 5%リターン or 480万円の少ない方を取り崩す
  • 不足分は現金で補填
  • 暴落が来ても現金で10年程度は耐えられる
  • その後は年金もあるので、長期的に設計可能

もちろん、この計画が完璧だとは思いません。インフレや想定外の出費は常に頭に置いておく必要があります。それでも、1億円FIRE=無謀という短絡的な議論よりは、ずっと現実的なシナリオになると考えています。


📩 ブログ読者限定のお得情報や、月1回の資産推移報告も発信中!
X(旧Twitter)やブログをフォローして、いっしょに資産形成していきましょう。

👉 ブログトップページへ戻る
👉 X(旧Twitter)もフォローする

最後に一言。投資は自己責任が基本です。このブログは私の思考のアウトプット。皆さんもよく考えて、楽しく賢く資産運用してください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました