FIRE(早期リタイア)に向けて資産形成を進めていると、ふとこんな不安に襲われることはありませんか?
- 「本当に1億円で足りるのかな?」
- 「何歳まで資産が持つんだろう?」
- 「年金はどれくらい助けになってくれる?」
今回は、その漠然とした不安を数字で“見える化”するため、AIを使って資産の推移をシミュレーションしてみました。
シミュレーションの前提条件
- 55歳でFIRE開始、資産は1億円
- そのうち8000万円を年利4%で運用(85歳まで)
- 生活費は月40万円(住宅ローン支払いあり、65歳まで)
- 65歳以降は住宅ローン完済で生活費は月30万円に減少(ただし医療費等は考慮していません)
- 60歳から夫婦で年金受給、年間192万円(月16万円相当)
- 副収入なし、インフレや医療費の増加は考慮せず、シンプルなモデル
シミュレーション結果のポイント
シミュレーションでは、55歳から85歳まで運用しながら生活費を賄い、85歳で運用を停止、その後は取り崩しだけで生活費をまかなう形にしています。
- 55〜65歳は生活費が高めですが、年金が60歳から入るので自己負担はだんだん減少
- 65歳以降は住宅ローンが完済して生活費が減り、年金がカバーする部分も多いので資産は減りにくい
- 運用が続く85歳までは、むしろ運用益が生活費を上回るため資産は増加傾向
- 運用停止後は取り崩しのみですが、生活費の自己負担が減っているため資産の減りはゆるやか
- 結果として、90代半ばでも資産は持ちこたえそうという数字になりました

なぜ85歳で運用をやめるのか?
理論上はもっと長く運用を続けることも可能ですが、85歳を超えると以下のようなリスクがあります。
- 株価の暴落など市場の大きな変動
- 判断力の低下による運用ミスの可能性
- 高齢ゆえの資産管理の負担増
そのため、現実的なリスク管理として85歳でリスク資産を現金化し、以降は取り崩しのみで生活するという前提で試算しています。
「使い切る怖さ」より「使い切れない不安」
FIREを目指す人の多くは、「資産が足りなくなるのでは?」と不安になりますが、今回のシミュレーションでは逆に「資産は90代まで持つ可能性が高い」ことが見えました。
むしろ「資産は十分あるけど、体力や健康が続くか?」のほうがリアルな悩みかもしれません。
だからこそ、FIRE後は
節約だけに囚われず、
どうお金を使って「人生の質」を上げるかを考えることが大切だと思います。
健康維持、家族との時間、趣味や学び——
「お金を守る」だけでなく「お金を活かす」選択を楽しんでいきましょう。
まとめ
今回のシミュレーションはあくまでシンプルなモデルであり、医療費の増加やインフレ、税金の変化は加味していません。
それでも「1億円の資産+年金」があれば、かなり長く安定した生活が送れる可能性が数字で見えてきました。
資産の不安を「見える化」することで、前向きな一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。前提(インフレや突発的支出)を加えたバージョンで、再検証してみようと思います。
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最後に一言。投資は自己責任が基本です。このブログは私の思考のアウトプット。皆さんもよく考えて、楽しく賢く資産運用してください!
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