グローブの紐が切れた、ある日の午後

「パパ、グローブの紐が切れてる…」

小学生の息子が、いつものようにキャッチボールをしようとしたら、親指と人差し指の間のウェブ部分がパックリ。

まあまあ使い込んでるし、もともとそんなに高くないキッズ用グローブ。
「買い替え時かな」と一瞬思った。

でもそのとき、息子がぽつりとつぶやいた。

「このグローブ、けっこう気に入ってたのになー」

その一言で、決めた。

よし、パパが直してみよう。

工具箱を引っ張り出す

必要なのは、替えのレース(革紐)、ラジオペンチ、ハサミ、そしてちょっとした根気。

Youtubeの動画を参考に、切れた部分だけを丁寧に外し、新しい紐を通していく。

最初は「これ、通るのか…?」と不安になるくらい固かったけど、コツを掴めばスルスル。
気づけば30分ほどで完了。

おぉ…思ったより、それっぽく仕上がったぞ?


「お父さんが直したグローブ」でキャッチボール

グローブを直したところを見ていた息子が、ちょっと驚いた顔で、

「すごっ…ほんとに直せた!」

と言ってくれた。

キャッチボールの最中、ふと息子が笑いながらこう言った。

「なんかさ、このグローブ、前より好きになったかも。」

心の中でガッツポーズした。
この瞬間のためにやったと言ってもいい。


“同じものを大切に使う”心を育てられたら

新品の道具を与えることも愛情だけど、

「壊れても直して、長く使う」
という経験は、子どもの心に別の形で残っていく気がする。

モノを大事にすること。
古くても「自分だけの道具」になっていくこと。
そして、それを支えてくれる人がいるという記憶。

いつかこのグローブが小さくなって使えなくなったとき、
「あのときパパが直してくれたな」って思い出してくれたら、それだけでうれしい。


DIYは、投資に似ている。

実はこの体験、投資にも通じると思ってる。

たとえば…

  • 一気に全部直そうとすると大変。でも「壊れた一部だけ直す」なら挑戦しやすい。
  • 道具や知識があれば、自分の手で価値を高められる。
  • 最初は不安でも、「できた」という成功体験が、次の一歩の原動力になる。

投資も同じ。

いきなり完璧なポートフォリオを組もうとせず、まずはNISAで月1万円から。
失敗しないように情報を集め、自分で判断して少しずつ進める。

小さな挑戦の積み重ねが、やがて自分だけの「成功体験」になる。


グローブと資産、どちらも“手入れ”が大事

道具も、お金も、「放置」してたら劣化してしまう。

逆に、少しずつ手をかければ、時間とともに味が出てくる。

高級なグローブも、ほったらかせばカチカチになる。
投資信託だって、気にせず放っておけば、リスクに気づけないこともある。

大切なのは、使いながら、見ながら、育てていくこと。


まとめ:同じものを、もっと大事に

今回はウェブ部分だけの修理だったけど、
結果的に「買い替えるより価値のある体験」ができた気がする。

そして何より、子どもがグローブを「前より好きになった」と言ってくれた。

同じものを大事に使うこと。
修理してでも使い続けること。

これって、モノにも、お金にも、人生にも通じるんじゃないかな。


“買い替えるより、手をかけてみる”
その一手間が、未来への投資になる。


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